『地雷を踏まないファッション研究学ノート』とは
ファッションに無頓着な人間が無難なファッションって何よということを探求しメソッド化することを目的としています。
高いブランド物に身を包むほどファッションに興味はないけど普通のファッションセンスぐらいは身につけたいという学習過程を記します。講座じゃないです。(笑)
7日目:色相環で見る「合う色」「合わない色」(説明編)
これまで「同系色で合わせる」「無彩色を取り入れる」という話をしましたが、世の中のイケてるモデルさんの服装とか見てると当然、明らかに同系色じゃないやんこれ、っていう着合わせをしていますね。
当然「相性のいい色」「相性の悪い色」というのが存在すると思われるのですが分かるワケないですよね。
ということで、今回は色相環の見方について見てみようと思います。
色相環とは?
出典:
これ。以上。マンセルシステムとか言ったりしますがそんなの覚える余裕ないですよね。
んじゃ、この色相環の見方を解説していきます。
同系色とは?
要すると。これが全てです。簡単でしょ?
反対色(補色)
これも要するとこれだけです。
色の性質が正反対のものを合わせると、これまた明暗がはっきりして良いのだ、という理屈ですね。
ということで、結論を言うと・・・・・・
結論①:90度はやめとけ。
まぁ簡単な話です。同系色でも補色でもない色を使うなという話です。
ただ、この色相環、特に補色を使う場合に気をつけなくてはいけないところがもう一つあります。
結論②:補色に喧嘩をさせない
どういうことかというと、補色ってのは正反対の性質を持つ色でありますが、それを二つただ並べてしまうだけだと色が喧嘩を始めるということです。
ただ、「同じように使わなければ良い」というだけなので程度を変えることや緩衝材を挟むという手があります。
「程度」を変えてみる
まず「程度を変える」という手ですが、例えば青を使いたいと思った時、補色関係にあるのはオレンジですね。
テキトーに並べました。クッソまぶしいですね。
喧嘩をさせないようにするには、まず「面積に差をつける」という手がありますね。やってみましょう。
・・・・・・どうですか?ぶっちゃけよくわかんないんだけど
まぁ、これをファッションに置き換えると、メインを青とするなら、オレンジはベルトとか靴とか、そういう小物の色味として使うといいですよ、っていう話ですね。
また、色の濃さに差をつけるという手もあります。やってみましょう。
・・・・・・。
まぁ、理論的にはこっちの方がいいらしいってことです。(は?)
比べてみます?
・・・・・・どうです?感想は各自に任せます。
緩衝材を挟んでみる
隣り合わせになるからダメなんだよ、無彩色でボーダーを引いてやりましょう。
まぁ・・・・・・なんか目に優しくなったなって感じですね・・・・・・。()
理論としてはこんな感じで進めていくことにして、実際のコーディネートでそれを確かめてみることにしましょう。たぶんブロックでやったのが間違いだったと思うんです←
6日目:有彩色と無彩色(実践編)
例によって僕が人柱になりリカちゃんごっこします。
読むのがめんどくさい人のために、今回試すメソッドを再掲します。
『最低一色「無彩色」を入れる』
理論としては、無彩色は個性がないので他の色味を活かしやすいというわけですね。
んじゃやっていきましょ。
こちらが今回のために用意した我が家のズボン達です。見事に全部ヨレヨレっすね
特にカーゴパンツなんかはたぶん2,3年ぐらい履いてない気がするという骨董品ですので完全に色落ちしてますね。もちろん洗濯はしました(笑)
こいつらを使って、無彩色のメソッドを試せないか試行錯誤してみましょう。
①ジーパン+白(青系コーデ)
最初は顔出しにしようと思ったのですがあまりにもキツかったのでやめました。ブサメンでも無難なファッションを目指すというコンテンツじゃなかったんですかね。
自分では割といい感じに無難だと思うんですけどいかがでしょうか。
ジーパンが青なので、上も青に揃えてみました。そして下が濃色なので上を淡色系にしてみたというわけですね。
これらのメソッドをガン無視した着合わせがこちら。うわっ(笑)ってなるでしょ?笑
ちなみに次回の色相環で触れますが、青と赤というのはあんまりよろしくない色の組み合わせになります。書き置きしてるのバレますね
②ジーパン+白(黒系コーデ)
真正面から撮れてないから余計太って見えますね・・・・・・(笑)
濃色コーデで頑張ってますが、ここで白い服を挟むことでメリハリをつけようとしております。まぁこれも似たような話が次回に出てくるから試してるだけなんですけど。
やはり無彩色は使い勝手がよろしいですねということで。
③チノパン+白黒
急いで着たので襟が潰れていますが、今度はチノパンです。
一応、白と黒というTHE無彩色を使っているんですが、なんか微妙な気も・・・・・・。
果たして何故でしょうね?やはり白系の占める面積が多く、また白と白のボーダーがはっきりしていないのが原因なのかも知れません。
2日目で取り上げたこの写真も、白い服と見せかけて黒のボーダー入ってますからね・・・・・・。この辺はそのうちクローズアップしたいな・・・・・・。
④カーゴパンツ(緑系コーデ)
演奏会で使った緑色の服があったので着てみました。こんなんどうやっても使えないだろ思ってたんですが、カーゴパンツとだとそんなにナシって感じじゃないのかな・・・・・・。
白い服と合わせることで、まぁなんとか、って感じはしますね。
⑤カーゴパンツ(黒系コーデ)
今までの理論でいくと無彩色である黒と白は何と組み合わせてもイケるという解釈になるので試してみました。どうでしょうね。
果たしてこれを「無難」と呼べるのかどうかですね。うーーーーん。
⑥黒ズボン+白シャツ+赤カーディガン
もう一つ試したのが、「無彩色のズボン」なら何でも合うんじゃないかという話です。
黒のズボンと白のシャツなんてどう考えても王道を征く無難だと思うんですが、そこにテキトーな色のカーディガンを合わせてみました。
これでもちゃんと無難にまとまっている気はするので、やはり白と黒は使い勝手が良いということになりますねえ。
⑦黒ズボン+赤
最後に、じゃあ難易度高そうな服でも黒いズボンと組み合わせればイケるんじゃね?と思って、何故買おうと思ったのか分からない赤のポロシャツと合わせてみました。確か700円ぐらいで買ったやつです、←
でも、こうして見てみると思ったより終わってないんですよね・・・・・・。無彩色すごい・・・・・・。
ちなみに隣のクリスマスカラーコーデは、無彩色+赤系という構図に不純物を混ぜるとどうなるか、ということで試してみました。一気にありえないファッションになりましたね。めでたしめでたし。
今回の無彩色を用いた実験はこんな感じです。困った時は無彩色に頼ってみると良いですね。
結論:無彩色は割と何にでも合う
5日目:有彩色と無彩色(調査編)
前回の結論『最低一色「無彩色」を入れる』
今回もそれを踏まえて、カッコいいイケメン男子の画像をチェックしましょう。
例によって今回もアウター無しの春服とかの画像を探してみましょう。
出典:
https://shop.menz-style.com/coordinate/detail?coordination_id=6755
ほら、これも・・・・・・
構造としてはこうです。チノパンだと思うのですが無彩色に近い色をキメてますね。
なにげに靴も同じ色で揃えているのもポイントですね。
さらに、当然のように「濃淡のメソッド」にも当てはまっています。
そして濃色部分を同系統の色で揃えることでバランス良くしているわけですね!!なーるほど!!
まぁ、それを言うと1日目で触れたように、黒も白も「青系」の中ですから、このコーディネートはいうなれば青のコーデとも言えるでしょう。(笑)
出典:
http://voin3s78nq.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/10-bdc6.html
こちらのイケてるお兄さんを見ても・・・・・・
無彩色を取り入れることでバランスを取っているわけですね。
個人的にカーゴパンツよりチノパンの方が主張が激しくなく、全体としてバランスが取れているように感じるんですけど、どうなんでしょうね。
それでも、どちらも「濃・淡・淡」と思える組み合わせになっていますね。
冬服のコーデも見てみましょうか。
この糞コンテンツは女性の方にも見られているそうなので、たまには女の子の写真を見てみましょうか(笑)
僕が見たいわけじゃないぞ
出典:
大人可愛い冬服コーデ!女子高校生や中学生におすすめの着こなしは? | 大人コーデ.com|20〜30代ファッション専門ブログ
っはああああああっ!!!!かわいい!!!!!!!
このお姉さんもよくよく観察してみると・・・・・・
こんな感じにカテゴライズすることができます。
そう・・・・・・マフラーを濃色にすることで「濃・淡・濃」と3つのカラーに分けられるようにしているわけですね。
あと、もっと言うと白い服と茶色・・・・・・つまり濃色の鞄を合わせているところもオシャレポイントなんじゃないでしょうか?
これ、靴が白だったらどうです?やっぱこの服装だと、下半身が濃色なので、黒系統の方が似合いそうって思いません?たぶん、そういうことなんだと思います(笑)
出典:
大人可愛い冬服コーデ!女子高校生や中学生におすすめの着こなしは? | 大人コーデ.com|20〜30代ファッション専門ブログ
同じページにあったこの画像も見てて気になったんですけど、これパッと見びみょいなぁと思ったんですが、脚がこれアクセントになってますね。
つまり・・・・・・
こうじゃ!!!!!(笑)
つまり、女性は自身の身体を露出することで、無彩色及び淡色を容易に作り出すことができるので、オシャレ度が高まるわけですね!!!(?)
これが全身真っ黒だったら、なんだか重い感じになるかなぁとも思うんですけどどーなんでしょうね。まぁ言うて気にならないかもですけど・・・・・・。
出典:
http://www.mens-fashion-catalog.com/items/outer/neck_outer.html
まぁ最後にメンズも。しつこいので色分けはしませんが、やはり無彩色は使い勝手が良いというわけですね。
と、いうわけで、次回は全国ブサメンの代表のわたくしが人柱となり、無彩色を入れることがが本当に効果的なのかを検証してみたいと思います!(笑)
以上、一年半ぶりの更新でした!!!!(笑)(笑)(笑)
4日目:有彩色と無彩色(説明編)
お久しぶりです(笑)
前回までは「濃&淡の組み合わせ」を意識したコーディネートを考えてみました。
しかし現実には二色ではなく三色でコーディネートする必要が多いわけですし、濃淡だけで考えるとどうしてもワンパターンになりますね。
実際濃淡だけで考えてると壁にぶち当たるんですよ。現に僕は自分のコーディネートが未だにダサいのは何故かを哲学しています。(何)
そこで、これから数度に分けて「三色コーディネート」を考えていくわけですが、その具体的な色の組み合わせを考えていきたいなと思うわけです。
ということで、今回のテーマは有彩色と無彩色です。
有彩色/無彩色とは?
無彩色・・・・・・白黒(グレー)
有彩色・・・・・・それ以外
簡単でしょ(・∀・)?
どう使うの?
基本的な公式は以下です。
最低一色「無彩色」を入れる
これだけです。ね、簡単でしょ?
たとえば、このカッコいいお兄さん。僕こういう茶色系統でまとめたコーデに憧れるんですよね。
さて、このカッコいいお兄さんを上記のメソッドで分析してみると・・・・・・
ちゃんと見つかりますよね。まぁ下がグレーなのかどうかは分かりませんけど、グレーっぽく見えればグレーでもいいんです。
もっと言えば、前回まででやった濃淡のメソッドにも当てはまりますね。
他の写真で見てみても、そこそこカッコよく見えるコーデにはちゃんとこのメソッドが当てはめられるわけですね。
チェック柄で引き立たせるなんて高等技術も使われてますがそういう小賢しいテクニックは後回しです。今は色のことだけ考えます。(笑)
では次回、色々なコーデをこの「無彩色のメソッド」を用いて調査してみることにしましょう。
3日目:濃淡で考える(実践編)
ということで、前回と前々回で得た知識を用いた実践編です。
この実践編では「身長偏差値や顔面偏差値で誤魔化してんじゃねーの」という疑惑を解消するためで低身長ブサメン代表の私が自ら着ることで疑惑解消を目指すことを目的としています。
言ってて悲しいですね。(笑)
濃+薄パターン
まぁさすがに顔出しは嫌なので隠すんですけどね。(笑)
ポケットに入れた財布がいい感じにダメ男感が出てますね。←
とりあえず上を黒、下をチノパン(つまり薄い色)にしてみました。
まぁ悪くはないんじゃないでしょうか。
濃+濃にしてみると・・・・・・
ここで濃色のズボン・・・・・・つまりジーパンにしてみると確かに暗くてダサくなります。
微妙な色+ジーパン
あまり明暗がはっきり分からない色を選んでみました。
照明が暗いのもあるかも知れませんがもうちょっと明暗の差があってもいいかもなとも思わんこともないですね。
結論:明暗ははっきりつけましょう
これがダサいのかダサくないのか実は僕自身よく分かってないんですけど、まぁさっきのよりはマシな風に見えるんじゃないでしょうかね。
この3回で、とりあえず薄い色と濃い色を使っとけばおkみたいな感じでやってみましたが、まだまだ考えることは多いです。
次回はさらにアウターを加えた3色のコーディネートを考えてみようかと思います。
2日目:濃淡で考える(調査編)
前回の結論『濃淡だけ気にすれば良い 』
これを踏まえて、ネットで拾った画像を分析してみましょう。
まずはアウターの無しの服装から見てみましょう。
出典:
http://voi.0101.co.jp/voi/wsg/wrt-5_mcd-TO899_cpg-740_pno-79_ino-01.html
これを昨日の濃淡のメソッドで考えると以下のようになります。
中に着てる白いシャツがワンポイントになってるとかそんな小難しいことは後で考えるとして、最も濃い色である黒のズボンと、それと比べて相対的に薄く見える灰色のパーカーを合わせることでバランスが取れています。
出典:
これなんかもこうです。
これが基本です。
アウターがあると?
アウターが入るとパーツが3点に増えて鬱陶しいですね。
出典:http://www.mensfashion.jp/coordinate/harajyuku/001396.php
しかしこの場合でも臆することなく濃淡が偏らなければ良いとだけ考えれば良いです。
要するにこうです。ベストの色は別に濃色に見えない人もいるかも知れませんが、別にこれは相対的な話であって、別にベストの色自体が濃いといっているわけではありません。
シャツの白地と比較したらまぁなんとなく濃く見えるかなぐらいです。
つまり「なんとなくではっきり決められない」ことが危険信号ということですね。(笑)
結論:「濃・濃・濃」「薄・薄・薄」以外ならOK
もう少し他の画像とか見てみましょう。
薄・薄・濃パターン
上半身を薄くするこちでズボンの濃色が際立つわけですね。
濃・薄・薄パターン
ボトムズが薄色の場合も見てみましょう。アウターの濃色でバランスを取っていますね。
えーほんとかよ?顔面偏差値でごまかしてんじゃねえの?と思う人もいると思います。僕がそうです。
ということで次回は「実践編」として僕が着せ替え人形になって、実際に僕が持ってる安物の服でどこまで頑張れるか見てみたいと思います。